2016年(平成28年)1月14日(木曜日)

2016年(平成28年)1月14日(木曜日)

-天気-
晴れ

-為替-
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-政治-
衆院選挙制度調査会はアダムス方式(*1)を採用した「7増13減」の試算を各都道府県の増減を最小限にするなどの条件を満たすと提言した。

*1 : アダムズ方式とは第6代アメリカ大統領のアダムズが提唱した議員定数の配分方法の一つ。各都道府県の人口を一定の数で割り、それぞれの商(小数点以下切り上げ)の合計が総定数と一致するよう調整したもの。


アメリカのオバマ大統領が任期中最後となる一般教書演説を行った。

「敵が強くなり、アメリカが弱くなっていると言われるが、アメリカ軍は歴史上、最強だ。重要な懸案について、世界の人が頼るのは、中国やロシアではなくアメリカだ」

「世界の警察官をやめ、どのようにアメリカの安全を保ち、世界を導くかが問題だ」

オバマ大統領が次期大統領の条件に(1)経済的機会の提供(2)気候変動問題の解決(3)「世界の警察官」とならず米国の安全を確保(4)政治改革への取り組みを挙げた。

野党である共和党のサウスカロライナ州のニッキー・ヘイリー知事が全米向けに反対演説を行った。

ヘイリー知事がインドからの移民の家庭の出身で2人の子どもの母親でもある。

オバマ大統領の高らかな主張には全く実績が伴っていない」

「任期はもうすぐ終わり、アメリカが新しい方向に転換するチャンスが訪れる」

「悲惨な制度は撤廃し、コスト削減と医師の確保につながる改革を行わなければならない」

議会下院の外交委員会の委員長を務める共和党のロイス議員が声明を発表した。

オバマ大統領はこの7年間、同盟国よりも敵を助長し、国に危険をもたらした」

オバマ大統領は高まる脅威を次の政権に押しつけようとしているようだ」

クリントン国務長官は自らのツイッターで意見を述べた。

オバマ大統領の指導力のおかげで、アメリカはさらによくなった。進展があった7年であり、後退させるのではなく、前進させる必要がある」

野党である共和党の次期アメリカ大統領候補支持者支持率トップのトランプ氏がツイッターで意見を述べた。

「とにかく退屈で、無気力で見るに堪えなかった」

支持率2位のクルーズ上院議員もツイッターで意見を述べた。

オバマ大統領が達成した外交成果は、『アメリカに死を』と叫ぶ過激なイランに多額の資金を送ることになっただけだ」

また共和党のジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事もツイッターで意見を述べた。

「過激派組織IS=イスラミックステートが台頭し、北朝鮮は核実験を行い、シリアは混乱に陥っている。オバマ大統領は、安全になったというが、別の世界に住んでいるに違いない」

米メディアの反応


「大統領が提示した楽観的な見方は、多くのアメリカ人が感じている気分とは対照的だった」


「希望と変革をかかげ、政治そのものを変えると誓ったオバマ大統領だったが、最後の一般教書演説でその実現には遠く及ばなかったことを認めた」

「人種や宗教を理由に人を攻撃するような政治は拒否しなければならない」


オバマ大統領がこれほど政治的な脚光を浴びることはもうないかもしれないが、彼はその機会を使って国民の注目を自身の成果に向けさせ、遠い昔に消えてしまった情熱を取り戻そうとした」

-国際-
インドネシアの首都であるジャカルタの中心部であるサリナ地区にあるインドネシア最古のショッピングモールであるサリナフに入っているスターバックスコーヒーに何者かが手榴弾を投げ入れて爆破事件が起こった。

サリナフ内というかスターバックスはショッピングモールの大通りを挟んだ向かい側にあります。

さらにショッピングモール内にある警察の詰所(日本でいう交番)でも爆発が起きて、インドネシア政府はイスラム過激派のイスラム国によるインドネシア同時多発テロ事件として捜査を始めた。

6回の爆発があり、警察署では襲撃犯と銃撃戦の末、全員を射殺した。

自爆テロではないが、インドネシアのジョコ・ウィドド大統領はISが関与したと認識していると公言した。

実行犯は5人いて全員射殺したと発表された。

しかし、爆発音は6回でイスラム国戦闘員が1人1個の爆発物を持っていたとすると1人が逃亡している可能性がある。

1人だけ2つの爆発物を所持していたとは考えずらく、各自1個の爆発物を所持していたと考えるのが妥当だとするとやはり1人は逃走していると思われる。

インドネシア同時多発テロの実行犯は10人から15人から構成される武装集団だったことが目撃者らの証言から明らかとなった。

テロリストは5人、4人の9人しか死亡していないのでやはり1人から6人は逃亡している。

警察発表では7人を射殺したというので2人が自爆テロを行ったようだ。

10人を15人と錯覚した可能性があるので1人だけは確実に逃亡していることだけは分かった。

トルコ同時多発テロの主犯格の実行犯はシリア人のナビル・ファドリで2年前にイスラム国戦闘員入りしていたことが分かった。

トルコ警察はナビル・ファドリと一緒に入国した4人を拘束して、さらに彼らに関係する人物を60人拘束して、さらに6人を拘束したと発表した。

ナビル・ファドリに関係する合計70人がトルコ当局の尋問を受けている。

ナビル・ファドリ容疑者はシリア北部出身者で2016年1月5日にトルコに不法入国して、イスタンブールで警察当局に指紋を採取されていたことが分かった。難民申請をして受理されている人物ではなかった。

その7日後の2016年1月12日にトルコのイスタンブール自爆テロを実行した。

不法入国で警察官が1度検挙しているのに、難民申請もされていないのに釈放していたのが不思議だ。

クルトゥルムシュ副首相はナビル・ファドリ実行犯が治安当局の監視対象ではなかったと発表している。